科学が教えてくれる、夏をもう少しだけ味わう8つの習慣
今月はちょっと肩の力を抜いて
UCバークレー校のGreater Good Science Center(GGSC)が8月に公開した記事「Eight Fun Ways to Keep Your Summer Alive」をご紹介します。
夏の過ごし方にまつわる8つの習慣が、実は科学的にも心身の健康によい効果を持つことを紹介する内容です。今月は、少し肩の力を抜いて‥。
科学が裏づける、8つの小さな夏の楽しみ方
① 生演奏を聴く:
無料の野外コンサートでも、聴衆と一体になる「集合的沸騰(collective effervescence)」がもたらす高揚感は、1週間ほど持続するといわれています。
② 水辺で過ごす:
川・湖・海などの「ブルースペース」に身を置くことは、心身の回復・落ち着き・精神的なエネルギーの向上と関連することが、19カ国を対象にした最新研究でも示されています。
③ 夜空を見上げる:
「夜空とのつながり指数」が高い人ほど、精神的な幸福感が高い傾向にあるという研究があります。8月はペルセウス座流星群の季節でもあります。

④ 屋外で誰かと食事をする:
一人で食べる日に比べ、誰かと一緒に食事をした日は幸福感が高く、ストレス・痛み・悲しみが少ないという最新研究があります。
⑤ 子どもに木登りなど「リスクのある遊び」をさせる:

豪州の研究レビューによれば、こうした遊びを経験する子どもはメンタルヘルスや社会性が高く、不安を感じにくい傾向があるとされています。
⑥ スポーツ観戦をする:
生観戦・テレビ観戦を問わず、ストレスホルモン(コルチゾール)の減少と、社会的な絆に関わるホルモン(オキシトシン)の増加が確認されています。
⑦ 果物狩り・ガーデニングをする:
短時間のガーデニングでも、心が落ち着きリラックスできることが分かっています。
⑧ アイスクリームを楽しむ:
意外にも、少量のアイスクリームを習慣的に楽しむ人は心血管疾患のリスクが低いという長期観察研究もあるそうです(食べ過ぎを推奨するものではありません)。

研修や組織開発の現場で「エンゲージメント」や「ウェルビーイング」を語るとき、つい難しいフレームワークから入りがちですが、この記事が教えてくれるのは、幸福は驚くほど身近な、小さな習慣の積み重ねの中にあるということです。
誰かと屋外で食事をする、夜空を見上げる、リスクを恐れず遊ぶ——これらはすべて、ポジティブ心理学が大切にする「サベアリング(味わう力)」「つながり」「畏敬の念(Awe)」と重なります。
9月からの新しい期に向けて、ご自身にもチームにも、こうした小さな夏の名残りを味わう時間をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
参照:
※本稿は上記記事をもとに、クラリティアンが独自に要約・再構成したものです。
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