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幸せは「お裾分け」できる!&ホリデーシーズンに観たい映画8選

2025年12月テーマは『共に喜びを見つけよう』


Calendar(月刊幸せカレンダー)は、幸福への1日1日のガイド。

Greater Good Science Center(カルフォルニア大学バークレー校)が監修する、有意義な人生のための科学に基づいた実践法の中でも私のお気に入り。

毎日の行動にちょっとした意図を込めることで、幸福感や人間関係、心の健やかさが高まることが研究で示されています。

このカレンダーは、そんな小さな実践をサポートしてくれるツールです。


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他人の幸せを喜ぶと、自分も健康になる!?


「友だちに良いことがあったら、自分のことのように嬉しい」──そんな経験、ありませんか?

実は、この「他人の幸せを自分の喜びとして感じる」ことが、あなた自身の健康にも驚くほど良い影響を与えることが、最新の研究で明らかになりました。


▼元記事(英語)


これ、なんて言うの?

心理学では、この感情を "Freudenfreude"(フロイデンフロイデ) と呼びます。ドイツ語で「喜びの喜び」という意味です。

反対語の "Schadenfreude"(シャーデンフロイデ=他人の不幸を喜ぶこと) は聞いたことがあるかもしれませんが、その真逆の感情ですね。


研究で分かったこと

アメリカの研究チームが300人以上を対象に調査したところ、こんなことが分かりました:

①メンタルヘルスへの効果


  • 他人の幸せを心から喜べる人は、うつ症状が少ない

  • ストレスレベルも低い傾向にある

  • 人生の満足度が高い


②身体の健康への効果


  • なんと、身体的な痛みも少ない

  • 全般的な健康状態が良好

  • 慢性的な健康問題も少ない


③人間関係への効果


  • 友人関係の質が高い

  • 孤独感を感じにくい

  • 社会的なつながりが豊か


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なぜこんな効果があるの?

研究者たちは、いくつかの理由を挙げています:


理由1:ポジティブ感情の増幅

他人の幸せを喜ぶことで、自分の中にもポジティブな感情が生まれます。これが心身の健康を支える「ポジティブ感情の貯金」になるのです。


理由2:つながりの感覚

「あなたの喜びは、私の喜び」という感覚は、人とのつながりを深めます。この「つながり感」こそが、健康の重要な要素なんです。


理由3:ストレスの緩和

妬みや比較ではなく、他者の成功を祝福できることで、社会的ストレスが大幅に減少します。


日本文化との関連

実は、日本には昔から「共に喜ぶ」文化がありますよね。


  • 友人の結婚や出産を心から祝う

  • 同僚の昇進を喜ぶ

  • 近所の人の良いニュースに「良かったですね!」と声をかける

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こうした習慣は、実は私たち自身の健康も支えていたんです。素敵ですよね。







今日からできる実践

①SNSでの「いいね」を心を込めて

形式的に押すのではなく、本当に「良かったね」と思いながら押してみる。


②「おめでとう」を言う機会を増やす

小さなことでも、相手の良いニュースには「おめでとう!」と伝えましょう。


③比較をやめる

「それに比べて自分は...」ではなく、「○○さんの努力が報われて嬉しい」と考えてみる。

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④感謝日記に「人の幸せ」も書く

自分の良かったことだけでなく、「今日、友だちに良いことがあって嬉しかった」ことも記録してみてください。


ホリデーシーズンに観たい、心を豊かにする映画8選

年末年始、ゆっくり映画を観る時間がある方も多いのではないでしょうか?

GGSCの研究者が選んだ「ホリデーシーズンをより意味あるものにする8つの映画」をご紹介します。どれも、心が温まり、人生について考えさせられる作品ばかりです。


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なぜ「映画」が心を豊かにするの?


研究によると、物語を体験することは:

  • 共感力を高める(登場人物の視点で世界を見る)

  • 人生の意味を見出す(自分の価値観を再確認できる)

  • 感情を処理する(安全な環境で、深い感情を体験できる)


つまり、良い映画は、心の「ジム」のようなものなんです。


8つの映画(ジャンル別)

記事では、以下のようなジャンルから8つの映画が紹介されています:


①家族のつながりを描いた作品 家族の複雑さ、愛、そして許しをテーマにした映画。年末年始に家族と過ごす時間を、より深く感じられるはずです。


②感謝と寛容さをテーマにした作品 困難な状況でも、感謝の気持ちを持つこと、人を許すことの大切さを教えてくれる映画。


③多様性と理解をテーマにした作品 異なる背景を持つ人々の物語を通じて、共感と理解を深められる作品。


④人生の意味を問う作品 「本当に大切なことは何か」を考えさせてくれる、深い映画。


⑤コミュニティと助け合いを描いた作品 人と人とのつながり、助け合うことの美しさを感じられる映画。


⑥希望と回復力をテーマにした作品 困難を乗り越える人間の強さと、希望を失わないことの大切さを描いた映画。


⑦愛と思いやりを描いた作品 ロマンティックな愛だけでなく、広い意味での「愛」と「思いやり」の力を感じられる映画。


⑧笑いと喜びをもたらす作品 ユーモアと喜びは、心の健康に不可欠。心から笑える作品も大切です。


映画を観る時のヒント

GGSCの研究者からのアドバイス:


①一人ではなく、誰かと一緒に観る 家族や友人と一緒に観て、感想を語り合うことで、より深い体験になります。


②「ながら見」をしない スマホを置いて、映画に集中しましょう。没入することで、より深い感情体験ができます。


③観た後、少し時間を取る すぐに次のことをせず、5分でも「今、何を感じているか」を味わう時間を持ちましょう。


④感想を書いてみる 日記やメモに、心に残ったシーンや感じたことを書き留めると、学びが定着します。


日本の映画も素晴らしい

記事は主に英語圏の映画を紹介していますが、日本にも心を豊かにする素晴らしい映画がたくさんありますよね。

年末年始、あなたのお気に入りの「心を豊かにする映画」を観る時間を作ってみませんか?


まとめ:幸せは「シェア」するもの

今月ご紹介した2つのトピックに共通するのは、「幸せは、一人で感じるより、誰かとシェアすることで、より大きくなる」というメッセージです。


  • 他人の幸せを喜ぶことで、自分も健康になる

  • 心を動かす映画を、誰かと一緒に観て語り合う


年末年始、家族や友人と過ごす時間が増えるこの季節。


「あなたの幸せが、私も嬉しい」


この気持ちを、ぜひ大切な人に伝えてみてください。その言葉が、あなた自身の心と体の健康も支えてくれるはずです。


良い年末年始をお過ごしください!

そして、大切な人の幸せを、心から喜ぶことを忘れずに。 それが、あなた自身の幸せと健康にもつながっているのですから。


もっと詳しく知りたい方へ

今回ご紹介した2つの記事は、どちらもGGSCのウェブサイトで無料で読むことができます(英語):


英語の記事ですが、具体的な映画のタイトルや、より詳しい研究データが掲載されています。


Greater Good Science Centerとは?

カリフォルニア大学バークレー校にある研究機関で、ポジティブ心理学、マインドフルネス、共感、感謝などの研究を行い、その知見を社会に広く発信しています。

科学的根拠に基づいた「幸福」と「より良い社会」の研究において、世界をリードする組織の一つです。Clarityianでも、GGSCの最新研究を常にチェックし、日本企業のリーダーシップ開発に活用しています。

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