top of page

2026年の目標達成に必要なのは「意志力」よりもあなたの「ウェルビーイング」

新年あけましておめでとうございます。

2026年が始まりました。今年をどんな年にしたいのか、すでに目標を立てられた方も多いのではないでしょうか?


今年こそダイエットを成功させる!
毎日運動する習慣をつける
スマホの時間を減らす

こうした目標を立てたとき、私たちはつい「もっと意志力があれば」「もっと根性があれば」と考えがちです。しかし、Greater Good Science Center(カルフォルニア大学バークレー校)の最新研究が、この前提を覆す興味深い発見を報告しています。


目標達成の方程式が逆だった

従来、私たちはこう考えてきました:

「強い意志力で目標を達成する → 幸せになれる」


しかし、新しい研究はこれが逆であることを示しています:


「心身が健康で幸せである → 自己コントロール力が高まる → 目標を達成できる」


シンガポール国立大学の研究員Shuna Khoo氏は次のように述べています。


「自己コントロールに苦しんでいるからといって、必ずしも意志力や根性が根本的に欠けているわけではありません。心理的ウェルビーイングと日々良い気分でいることが、実は、より良い自己コントロールの本質的な前提条件なのかもしれません」


なぜ「良い気分」が自己コントロールを高めるのか

研究チームは、ポジティブ心理学研究のBarbara Fredricksonの「拡張-形成理論」を引用しています。

ポジティブな感情を持つと、私たちの心理的リソースが増加します。

具体的には、良い気分でいるとき、私たちは:


  • より創造的になれる

  • 認知的に柔軟になれる

  • 新しい経験に対してオープンになれる

  • 困難をより上手に管理できる


これらすべてが、誘惑を避けたり、目標から逸脱しないようにする「自己コントロールの仕事」を助けてくれるのです。



実践へのヒント:意志力ではなく、ウェルビーイングを育てる

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

研究者たちは次のようなアプローチを提案しています。


1. 日々の活動を見直す

「悪い習慣を止める」ことに集中するのではなく、日々のウェルビーイングを高める活動を優先しましょう:


  • 感謝の実践:1日の終わりに3つの感謝できることを書き出す

  • 支援的なつながり:信頼できる友人や同僚と定期的に交流する

  • 意味と目的:自分にとって本当に意義のある活動に時間を使う


これらは「本当の仕事から気をそらす贅沢な活動」ではありません。研究によれば、これらこそが自己コントロールと規律が育つ肥沃な土壌を作る、本質的な活動なのです。


2. セルフコンパッションを持つ

目標に向かって頑張れないとき、「自分は意志が弱い」「価値がない」とラベルを貼りたくなるかもしれません。

でも、研究者のJia氏はこう提案しています:


「それは自分を責めるサインではなく、自分の状態をチェックするサインだと考えてください。良い気分でいることは、単なる目的地ではありません。それは旅の重要な一部なのです」

3. エネルギーの蓄えを増やす

ウェルビーイングを高める活動に取り組むことで、私たちは心理的なエネルギーの蓄えを増やしていきます。その結果:


  • より多くのエネルギーを持てる

  • 誘惑をより上手に退けられる

  • 悪い習慣を断ち切るコースを維持できる


子どもの教育にも応用できる示唆

この研究は大人だけでなく、子どもの教育にも重要な示唆を与えています。

例えば、夕食前にクッキーをこっそり食べようとする子どもがいたとします。

従来なら「ダメ!我慢しなさい」と叱るかもしれません。


でも、この研究を踏まえると、より効果的なアプローチはその子のウェルビーイングに目を向けることかもしれません。

疲れていないか、ストレスを感じていないか、心理的に満たされているか――そうした根本的な状態を整えることが、長期的には自己コントロール力の育成につながります。



2026年、無理なく目標を達成するために

新年の目標を立てた皆さんへ。

今年は「根性で頑張る」のではなく、「自分を大切にしながら進む」アプローチを試してみませんか?


感謝の時間を持つ、大切な人とつながる、自分にとって意味のあることに時間を使う――こうした「一見遠回り」に見える活動こそが、実は目標達成への最短距離なのかもしれません。

良い気分でいることは贅沢ではなく、目標達成のための戦略です。




Calendar(月刊幸せカレンダー)は、幸福への1日1日のガイド。

Greater Good Science Center(カルフォルニア大学バークレー校)が監修する、有意義な人生のための科学に基づいた実践法の中でも私のお気に入り。

毎日の行動にちょっとした意図を込めることで、幸福感や人間関係、心の健やかさが高まることが研究で示されています。

このカレンダーは、そんな小さな実践をサポートしてくれるツールです。


皆さまの2026年が、心身ともに健やかで、充実した一年になりますように。





【出典】



コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page