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連載​第3回 ポジティブ心理学とは

​日本企業や組織にとってなぜ今、
ポジティブ心理学が必要とされるのか?

徐々に理解が広まり、ポジティブ心理学を必要とする企業や組織が増えてきました。連載第3回の今回はその必要性について見ていきましょう。ポジティブ心理学とは、平たく言えば、個人の人生において、より良い方向に向かうことについて科学的に研究する学問です。学術的な定義としては、ポジティブ心理学とは、個人や社会が活力に満ち、最高最善の状態で機能する時の条件・プロセスについて科学的に研究する学問である(Gable & Haidt,2005)と定義されています。

necessity
■ なぜ今、ポジティブ心理学が必要とされるのか

現代社会では、ストレス、メンタルヘルスの問題、社会的孤立など、多くの課題が存在します。​ポジティブ心理学は、これらの課題に対処するための科学的根拠に基づいた戦略とツールを提供し、個人やコミュニティが繁栄し、回復力を高めることを支援します。​また、幸福感や満足感の向上は、生産性や創造性の向上にも寄与することが研究で示されています。

approach
■ 日本企業や組織にとってのポジティブ心理学の実践的アプローチ

日本の企業や組織において、ポジティブ心理学の原則を取り入れることで、従業員のエンゲージメント、モチベーション、生産性を向上させることが可能です。特に、個人の強みや心理的資本を活用することで、組織全体のパフォーマンス向上と持続可能な成長に貢献できます。

具体的なアプローチとして、以下の施策が挙げられます。

  1.  従業員の強みを活かす役割設計

  2.  建設的なフィードバックとフィードフォワードの対話

  3.  レジリエンスを高めるためのトレーニングの導入

  4.  ポジティブな企業文化の醸成(感謝・称賛の仕組みづくり)

  5.  経営層/マネジメント職によるポジティブ・リーダーシップの推進

  6. ​ ポジティブな意思決定と問題解決のプロセス設計

「ポジティブ心理学とは何か」第4回に続きます!​

​ご期待ください。

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